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食のよろず相談

食のコンサルタントです。食に関する情報交換や、発信をしていきます。

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東日本地震と食品 17 明治粉ミルクセシウム・修正 

明治の乳児用の粉ミルクのステップに放射性にセシウムが基準値以下ではありますが検出され、回収騒ぎになっています。
明治のホームページでは「明治は6日、同社の粉ミルク「明治ステップ」(850グラム缶)から1キログラム当たり21.5─30.8ベクレルの放射性セシウムが検出されたことを明らかにした。広報担当者によると、噴霧乾燥する際に使った熱風に一部放射性物質が混入したとみられる。」とあります。

明治の対応は、基準値以下であるが、乳幼児の飲む製品であり僅かながらの検出でも問題と思い回収に至ったとのことのようです。

しかし、何かおかしくはありませんでしょうか?

粉ミルクを溶かす水をミネラル水に変えるなどの対策を取っていた母親たちは、大手の乳業メーカーの製品には信頼を置いていたはずです。自分でコントロールできる食品、水、乳飲料等は産地等を確認しながら、我が子の将来のために四苦八苦していました。その信頼していた粉ミルクが実は管理されていなかったのですから、企業姿勢そのものが疑われる次第です。明治のHPを見ますと問題の製品の検査結果が出知ますが、賞味期限が来年の9月~11月の製品の検査結果が出ています。製造年月日は判りませんが多分1年と思いますが、問題はその検査です。
この数日で、控えサンプルをあわてて検査して結果が乗っています。つまり、製品の自主検査を行っていなかったということです。多分、どこかの自治体もしくは、NPO市場からの抜きとり検査で出た結果を受けてあわてて検査、公表したと言うことではないでしょうか?

また、コメントに乾燥に使用した熱風に含まれていたというとを言っていますが、多分埼玉工場製造と思いますが、埼玉県ではいまだに空気中に放射性セシウムが浮遊していると言うことになります。噴霧乾燥とは、チャンバーと呼ばれる乾燥質に高温の空気を入れながら、対流に乾燥させる溶液を噴霧させます。水分を含んだ、液滴が高温の空気と触れることで短時間で水分が蒸発することで乾燥させる装置ですが、その高温の空気は、フィルターを通して後も等を取り除き、熱交換器で高温に熱して使用します。、使用する空気は工場の上空の空気です。明治の発表では工場周辺の空気に放射性のセシウムが含まれていることになります。
原発事故から早9ヶ月を過ぎ、今月には政府は原子炉の冷温停止を宣言する予定です。でもいまだに放射性セシウムは放出し続けているのでしょうか?
乳業メーカーの使用原料乳は、決まったところかからだけではなく、いろいろな産地から集まってきます。特に生乳の市販牛乳には鮮度の高い製品が使われますが、粉乳、バター、濃縮乳(練乳)等の原料はどちらかと言うと調整残(過剰に集荷されて牛乳)が混じる可能性があります。
現在、原料乳は輸送技術が発達して、北海道から東京ぐらいまでの範囲では流通可能になっています。ですから、北海道産牛乳と言いながら、製造をみると関東の工場だったりしています。
あらゆる原料乳が入ってくる工場では、すべての原料乳の放射性物質の検査をすることは大変なことです。でもせめて、工場出荷前の検査ぐらいするべきではないでしょうか?
もっと厳しく言えば、乳幼児向けの製品なのですから、使用する原料乳の検査を行い不検出の原料のみを使うことは、ごく自然な企業の姿勢ではないでしょうか?

これが、現在の日本の食品企業の姿勢なのでしょうか?ほとんどの企業が基準値以下なら平気で、黙って販売する。このような姿勢が今の日本なのでしょうか?
自分の身は自分で守る、食品企業を信用できない 今、消費者は今以上に情報を収集して、勉強しなければならないのです。青い空、緑の山々、きれいな海  豊富な品種、旬の食材で溢れた、世界に誇れる日本の食は消えてしまったのでしょうか?


修正 、追記

今朝、新しい情報が公開されました。製造は本年3月14日から20日分とのことです。地震直以後の工場点検が終わってすぐに製造を再開しています。確かにその段階では空気中の放射性物質(セシウムとヨウ素)が浮遊していたことは事実です。上記いまだに浮遊しているような発言は取り消し、関係地域の皆様にはお詫びいたします。
ただニュースによりますと、原発事故後、3月21日の埼玉県の放射線データーが高かったため、明治は21日の検査を行い検出限界以下であったため、それ以外の検査を行わなかったとの報道がありました。また、今回のことはやはり、NPOの検査結果をもとに公表したそうです。
ただ、3月中旬には原料乳中に放射性のヨウ素が検出され、各県の生乳の出荷が止められていた時期にあたります。原料に放射性の物質が含まれている可能性があるのに、受け入れ検査どころか、製品検査もやっていないと言う見識はいかがなものでしょうか?ヨウ素は半減期が短いので、在庫中には基準値以下になるとでも思っているのでしょうか?
4月以降各地で、セシウム汚染の報道が繰り返されました。自社の原料を疑うのか、とにかく政府が決めた暫定基準値以下ならば流通させると言うスタンスなのかによって、企業の姿勢は180度異なります。
少なくとも、今の日本の大手企業のスタンスはおおよそ後者になるのではないでしょうか?

小さなお子様を持つ方々が、もしご不安ならば、しいて言えば森永乳業を選択することではないでしょうか。森永乳業は以前「森永ヒ素ミルク」と言う大きな事件を起こし、いまだに賠償金を払い続けています。乳幼児に提供する製品の管理には人一倍気を使っています。もしこの事件がなければ森永乳業はもっと大きな乳業会社になっていたはずです。無論、すでにヒ素事件を経験した方々はほとんどいませので企業の姿勢はいかがかとは思いますが、それでも毎年億の単位の賠償金を支払っていると言うことは企業の精神に刻み込まれていると思います。

現在の政府の決めた暫定基準は、サンプリングの結果ほとんど検出されることがなくなるまでつずくとは思いますが、その後改めて本来の基準を決めた場合、過去の問題として大きな問題に発展することになると思います。つまり、新たの基準を現在の1/10にした場合それまでのデーターに対する不安が再び出てきます。
食品企業のスタンスとして、真に消費者のことを考えたならば、原料並びに製品の検査を徹底に公表するか、汚染のない地域の原材料もしくは工場で作ること等の行動を起こしているはずです。利益の追求に押されている現在、みんなで渡れば怖くない的な発想で、何処も検査結果を公表しないのが現状ではないのではないでしょうか?

自分の身は自分で守ると言うことが必要になっているのではないでしょうか?何かサバイバルですね。

正直、本問題は、食品衛生法の違反事件ではありません。企業の基本的姿勢の問題ですが、この問題で影に消えていますが、一日前に発覚したキリン共和フーヅをメインとした、輸入アミノ酸調味料への遺伝子組み換え微生物の使用問題は、立派な食品衛生法違反です。韓国のアミノ酸メーカーインドネシア工場で、日本では許可されていない遺伝子組み換え微生物を使用した製品が、日本に輸入され各種調味料に使用されていたと言うことです。輸入量は年間600から700トン、で最終加工食品では180から200万トンになると言うことです。
その問題に対し厚生労働省の指示は、輸入各社に対して販売の取りやめの指示を出していますが、すでに市販されている加工食品に関しては、食品安全委員会の評価結果を待って判断すると言うことにんなっています。つまり、市場の製品はそのままなくなるまで消費していただくと言うことになります。内閣府のHpで食品安全委員会の情報を見れば判りますが、一つの問題に約1年かけています。加工食品の多くは賞味期限が1年未満ですので、結果が出たころには食べた後と言うことになります。つまり販売だけを辞めなさい、報道も抑えるので、新聞等へのお詫び広告も辞めなさい、国民が知ったら君たちが困りますよと言うことになります。
確かに、200万トンの加工食品を回収となると大変な混乱と、補償問題で倒産する企業も出てくるとは思いますが、天下のキリンが、少ないとはいえ報道、厚生労働省のHPにも名前が出ているので、表立って何も動きがないこと自体、先ほどの企業のスタンスを疑わざるをえません。
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( 2011/12/06 21:31 ) Category マイオピニオン | TB(1) | CM(0)
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ちょっとショックだな [しょんぼり/]日本製の粉ミルクは品質が高くて安全安心ってことで韓国とか中国でも売れてたんだけどなぁ [・・・/]いくら誠意を持って迅速に公表、対応しても風評被害は避けられんって...
[2011/12/06 22:44] 時々時事爺
プロフィール

フードアドバイサー・タケ

Author:フードアドバイサー・タケ
食のよろず相談のブログへようこそ!    
子供の頃よりの料理好きがこうじて、食品業界で36年お世話になりました。食の世界の新しい可能性を求めてフードアドバイサーとしてスタートしました。食の裏表や、新しい視点を発信できたらと思っています。



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