FC2ブログ

食のよろず相談

食のコンサルタントです。食に関する情報交換や、発信をしていきます。
月別アーカイブ  [ 2019年09月 ] 

CUP NEEDLE 味噌再発売 

今春、発売してすぐに売れすぎて生産体制が整わず、販売を中止していたカップヌードルのみそ味が再度登場いたしました。
前回はあまり興味もわかず購入する前に販売が中止になりました。今回は、そんなこともありどれほどのものかと購入いたしました。
発売直後に売れすぎて販売を中止するという販売手法は、関西系の食品会社がよく取る販売方法です。古くは清涼飲料のメーカーが毎年のように使った方法でした。清涼飲料は新製品の販売手法として最初のインパクトを強くすると効果があります。また、清涼飲料は使用する香料の添加量で簡単に調整できます。柑橘系でしたら発売当初に標準の1~2割増しで使用するとインパクトの強い飲料になります。でもそのまま売り続けていては、今度は強すぎて敬遠されます。よって春先に売り出してすぐに販売を中止しますと話題性も高くなります。1か月ぐらいすると市中在庫もなくなりますので、今度は香料の添加量を標準に戻した製品を一気に売り出しますとヒット商品の誕生になります。
ただ、失敗例もあります。同じメーカーですがリンゴの飲料を同じ手法で発売したところ、クレームになってしまいました。リンゴの香料は成分にエステル系の軽い香りを含みます、添加量が強すぎますとセメダインやシンナーのような異臭に感じられてしまいます。この商品はしばらくして再発売されましたが、失敗作に終わりました。

さて、本品ですが再発売に4~5か月を要しました。生産ラインの調整にしては長すぎます。スーパーの棚を見ても他のカップヌードルは潤沢にありますので、生産調整だけの問題なら1~2か月で済む話です。
生産側にいた立場から思い当たるのは、何かしらのトラブルがありその解決に時間を要したのかもしれません。
よくある内容としては、使用原料の一部に表示と異なる物質が入っていた、未認可の物質が検出された等があった場合、原材料の切り替えに相当の時間を要します。特に味の調整となると、大変な作業になります。即席めんには多くのヘビーユーザーがおります。食品のヘビーユーザーは、メーカーの研究員よりその製品の味に関してはシビアな評価をします。多少の微調整でもクレームになります。春に発売した製品の味の記憶が薄れるのに時間を要したのかもしれません。

さて肝心の味の方ですが、味噌の香りに関しては粉末ですのでそれほど期待はできませんが、一番強い香りはフライドガーリックの香りと、辛味が強いことです。何の辛味かというと胡椒系のインパクトのある辛味です。味噌ラーメンにニンニクと胡椒をたっぷりとかけた感じが近いかと思います。
おにぎりに合うとのことですが、確かに塩辛い味はお米に合うかもしれません。くれぐれも血圧の高い方はご注意ください。

そんなんことで今回の評価は10点満点中5点というところですかね。
IMG_0780.jpg
スポンサーサイト



( 2019/09/03 22:21 ) Category 勝手に評価 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

フードアドバイサー・タケ

Author:フードアドバイサー・タケ
食のよろず相談のブログへようこそ!    
子供の頃よりの料理好きがこうじて、食品業界で36年お世話になりました。食の世界の新しい可能性を求めてフードアドバイサーとしてスタートしました。食の裏表や、新しい視点を発信できたらと思っています。