FC2ブログ

食のよろず相談

食のコンサルタントです。食に関する情報交換や、発信をしていきます。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
( --/--/-- --:-- ) Category スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

サントリー レモンジーナ 

サントリーのレモンジーナです。
すぐに発売が停止しましたので書こうかどうか迷っていましたが、天然水&ヨーグリーナも発売が停止しましたので書いてみます。
レモンジーナが売れすぎて発売が注しました後に、サントリーHDの社長が記者の質問に笑いながらしょうがないですねと答えたとの報道がありました。
ふざけやがって、消費者をあおる商売は自分がコンビニでさんざんやってきて、どれだけの商品をダメにしてきたことか。
今の商品業界の停滞は、長く続いたコンビニへの対応からくる疲弊が原因です。技術者を育てる暇もなく、経験・知識の欠落した開発担当者ばかりになった現在、新商品でこれはと言うものが少なくなって、売れなくなっているのが現実です。

話を戻しましょう。発売後に売れすぎて生産が間に合わないから発売を中止する手法は、サントリーのダカラが元祖です。
ダカラ発売のころは、サントリーは飲料メーカーとしてもまだまだ、二流のメーカーでした。宣伝だけは電通、博報堂をかかえ一流でしたが、中身はまだまだと言うレベルで、トップブランドと言うものもない状態でした。唯、マーケティングは一流でしたので、当時の世相と消費者意識を巧みに利用しました。
当時コンビニでは毎日のように新製品が発売され、二週間売れなければすぐに棚落ちしたものです。また、主購買層の中高生は、風味にインパクトがないと飛びつかない(味覚が退化していましたので、強い味を求めた)状態でした。
当時、サントリーのダカラは風味的にはポカリスエットをまねたものでしたが、フレーバーを倍近く添加しえ、グレープフルーツの強い飲料にしてありました。案の定発売直後は、若者を中心に売れました。
でもすぐに「売れすぎて発売中止になりました。ただ、五月の連休明けに発売が再開された時にはフレーバーが通常の添加量に代わっていました。
強すぎる味は、最初はインパクトがありますがすぐに飽きられます。よってこのダカラの戦略は見事に当たりその後のダカラの売り上げは、ポカリやアクエリアスに近づくサントリーの基幹商品になりました。

でも、その次になっちゃんアップルで同じ手を使いましたが、今度はフレーバーが強すぎてクレームによる回収になり、発売を再開しても売れませんでした。アップルのフレーバーはケミカルが中心になりますので、強すぎますと異臭になってしまいます。柑橘は強くてもインパクトになりますがこの辺がまだ、二流のメーカーというところでしょうか!

さて、そんなサントリーも今や日本資本の飲料メーカーとしては断トツの1番です。
自社工場もあり、下請けも豊富に抱えている状態です。また、この数年の炭酸飲料の不振を考えるに、売れすぎて生産が間に合わないなどと言うことは考えられません。容器もオランジーナと同じ型を使用しているわけですので原料面で生産中止は考えられません。味的にもそれほど強くなく、社長が笑うような単なる販売戦略かなと思っていましたが、すでに3週刊が過ぎ、後発の水も発売中止とは何か変です。

ただ、2点ほど気になる点がございます。
それは、原料の「レモンピールエキス」とネットの評価で「土のような香りがする」と言うことです。

まずレモンピールエキスですが、言葉通りに受け取ればレモンのピール(皮)のエキスですので、レモンの皮を含水アルコールで時間をかけて浸漬抽出したものになります。でもこんな品質のブレの多いような製品を作れるような香料会社は3流の何も知らない会社ぐらいです。レモンの香料はレモンピールの油胞と呼ばれる部分次含まれるレモンオイルを使用しています。このレモンオイルは世界的な産地で作られます簿で品質的には安定したものです。日本の香料会社は海外のメーカーよりレモンオイルを購入してフレーバーを作ります。よってこのレモンオイルを使用したとすれば原料が足らないということにはなりません。しかし、先のレモンの皮を抽出して物を使用したとすれば、福島原発同様タンクの増設と浸漬時間が必要になりますのでしばらくは時間がかかるということになります。

次に土の匂いですが、これが本当ならば大きな問題になります。柑橘系の香料でレモンはもっとも不安定つまり変化して異臭が発生しやすい香料です。レモンの異臭は専門的には靴墨臭や石油臭と呼ばれる特徴的なにおいです。レモンの香りの特徴としてシトラールと言う成分がありますが、この成分が光(紫外線)、熱、酸素に非常に不安定です。この変化に対応できるレモンフレーバーを開発することは香料会社並びに技術者の夢であります。もしできれば世界シェアートップに踊りで出すことのできる課題です。よって、現在出ている飲料等はありとあらゆる現在の技術レベルの最高の方法を使用しています。ただ、先のレモンピールエキスにいたっては、この様な面から考えると原始的な香料と言えますので、防ぎきれません。
サントリーがソフトドリンクに進出しましたのが、約40年前ですが最初に発売したサントリーレモンと言う透明炭酸飲料で、この変化臭の問題で7月に製品回収を行っています。普通の会社でしたら撤退するぐらいのダメージでした。よって当時を知る技術屋たちは、レモンの香料に関しては非常に厳しい目をもっていました。でもそのころの技術者も今はなく、同じような問題を起こした可能性もあります。
また、天然水&ヨーグリーナに関しても、ミネラルウォーターのペットボトルはもっとも品質的には劣るものであり、ヨーグルトの香料のメインはレモンであります。もしこのレモンの異臭が原因だとすると発売再開は難しいかもしれません。炭酸水にレモンフレーバーと言うとペリエのレモンですが、グリーのボトル(光対策)を使用しています。
どちらにしろいつごろ再開できるか、どの程度味を変えてくるかで原因はわかるように思います。

こんなことばかり書いていてもしょうがないので、わたくしは発売当日にたまたま買い求めすぐに飲みましたのでその評価をします。
フレーバーの特徴はシトロン(レモンと同様ですがヨーロッパでは伝統の香りです)を中心としたフレーバーで果汁入りの製品とよく合っていると思います。オランジーナはフランスのバージョンの方がおいしいですが、このレモンはどちらかと言うとヨーロッパ的な味に仕上がっていると思います。
そんなことで、発売直後のレモンジーナの評価は10点満点中7点と言うところでしょうか!
フードアドバイサータケウチの勝手に評価でした。
レモンジーナ
スポンサーサイト
( 2015/04/20 15:02 ) Category 勝手に評価 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

フードアドバイサー・タケ

Author:フードアドバイサー・タケ
食のよろず相談のブログへようこそ!    
子供の頃よりの料理好きがこうじて、食品業界で36年お世話になりました。食の世界の新しい可能性を求めてフードアドバイサーとしてスタートしました。食の裏表や、新しい視点を発信できたらと思っています。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。