東急大井町線 戸越公園駅 イトーヨーカドーの斜め前に、この春にオープンした小さなパン屋です
ドゥルセ オガール 女性のパン職人が忙しく働いています。
ドイツパンとは謳っていますが、あまりそのような感じはしません。
もっともその方がいいのかもしれません、場所柄お年寄りも多いのであまり変わったパンより普通の方がいいのです。
さてアンパンはと言うと、80円の小さなアンパンです。一口で食べられそうな大きさです。.
味はと言うと、何とも言えない懐かしい上品な味がしています。
ゆっくりと味わいながら食べると、ますます引き込まれる味です。
中のあんこは、これぞあんこと言う和菓子要の上品なあんこです。
でも、何が引き込まれる味かと言うと、パン生地がパン本来の味と香りがあります。
最近のパンは、ほとんど冷凍生地を使用している関係で、焼き立てはそれなりの香りはしますが、
しばらく時間を置くとほとんど香りはしません。
翌朝になると、使ったマーガリン等の香りが強く出てしまい安物の味になってしまいます。
本来のパンの製造工程は、発酵をゆっくりと行い2次発効まで行いますと、
小麦粉の澱粉が糖化されその糖をパン酵母が栄養源としてさらに発酵します。
この長い発酵により、パン独特の香り(アルコール等)が派生するとともに
焼いた時の皮の香ばししい香りも、糖とタンパク質により生成されます。
冷凍生地ですと、酵母の栄養源は別に添加した砂糖等になりますので香りが出ません。
しばらくははなりそうなアンパンです。食パンを食べるとパンその物の味が判ります。
今度、お使い物にでもしてみようと思います。
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