コカ・コーラ アクエリアスゼロです。
スポーツドリンクからアイソトニック飲料、今は何と呼ばれるのでしょうか?
日本市場には日本の開発商品のポカリスエット、海外品ではアメリカのゲータレードがスタートとは思いますが、ゲータレードは当初雪印乳業がスポーツ分野へ搾っての導入であったため失敗に終わりました。ポカリスエットも発売初年は全く認知されず在庫の山でした。出入りの業者に強制的に引き取ってもらったのですが、業者も処理に困っていましたが、年末の忘年会シーズンの二日酔い時に聞くと言う口コミから、あの有名な「お酒を飲んだ翌朝は」のキャッチコピーが生まれ、定着していくことになりました。
そのよな関係で、しばらくはポカリスエットの独壇場になっていました。
その後各社追従しましたがこれと言って定着するものはありませんでした。アクエリアスも同様に何度改良してもポカリスエットの牙城を崩すことはできませんでした。
それは中味の問題ではなく味にポイントがありました。糖度5%ぐらいの差ずかな甘さと、塩あじでグレープフルーツの味と言う今までにない味の組合わせでした。先ほども述べましたように数年はポカリスエットの独壇場でしたので、消費者にスポーツドリンク=ポカリスエットと言う固定観念が出来上がってしまったのです。
ちょうどコーラの味がコカ・コーラが基準になり他社製品も同様の味であるためコーラ市場が確立されて様なものです。
コカ・コーラも何度もチャレンジをしましたがその壁は乗り越えられず、最後はポカリスエットの味をイミテーションして今の地位を確立しました。同じ様なことがサントリーがダカラを開発するときに味をポカリスエットに合わせたことで成功しました。
この手の製品は、体液に浸透圧を合わせることで、水分を体内に吸収しやすくしたものです。
そのような関係で、バリエーションとはいえ浸透圧を無視したカロリーゼロとは何なのでしょか?
それともアクエリアスはすでに単なる嗜好飲料になってしまったのでしょうか?
バリエーションを増やすのなら、難しくてもフレーバーで勝負する製品と思います。
さて、味ですがさほどオリジナルとは変わりりませんが、甘味料の後味がマスキングできていませんので、別に水が欲しくなります。
そんなことで今回の私の評価は10点満点中、味に限定して6点と言うところでしょうか!
フードアドバイサータケウチの勝手に評価でした。
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