食のよろず相談

食のコンサルタントです。食に関する情報交換や、発信をしていきます。

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東日本地震と食品 15 食肉買い上げの怪 

放射性セシウム汚染稲藁による食肉(和牛)汚染の広がりが止まりません。
和牛飼育の最終段階で稲藁を食べさせることにより脂肪の広がりが進み高級肉として販売されるとのことで、以前より高級和牛の産地では行われていたようです。以前は中国産を使用していたようですが、口蹄疫の原因を疑われ、国産が流通するようになったとのことです。日本全国稲作は行われておりますので、潤沢にあるようですが、稲作農家から出た稲藁を集めて梱包して流通させる業者が東北に倉庫を設けた関係で今回全国に広がったようです。つまり霜降り和牛は、出荷前に稲藁を沢山食べさせて栄養過多の肥満状態にして出荷するということですね。

政府の県単位の出荷停止も広がりつつありますが、全頭検査の要望に関し検査機器の不足等から、簡易検査を導入するということです。簡易検査の詳細はわかりませんが、線量計を用いて250ベクレルを超えた牛肉は再検査、超えないものは流通可ということのようです。今までも、屠殺前の牛の体表の線量計検査で500べクィレルを超えていないとのことで出荷をしてきましたが、実際の肉を正式に検査したら、トンデモない数値が次から次と出てきました。理解に苦しむ簡易検査の導入です。また、汚染牛肉の全頭買取も業界団体を通じて行うようです。

以前より、農林畜水産業界でなぜか牛肉だけは国の対応が早く、手厚い感じがします。日本の基幹産業でしょうか?放射能汚染されたモノは、野菜、果物、水産物、牛乳等多種ございますが、買取という確実な補償は牛肉が初めてです。
思い出すのは、米国産の牛肉のBSE問題です。米国でBSEが発生して政府は輸入禁止措置を取ると共に、国内在庫を全量買取流通させない措置を取りました。その時も業界団体に買取作業を任せましたが、その過程で偽装工作が多発しました。輸入牛肉の中身を国産牛にすり替えたり、新聞紙に置き換えたり、在庫料を水増ししたりとやりたい放題でした。その結果、日本最大のハムメーカーの会長が引責辞任したり、老舗のハムメーカーが会社解散したりありました。でも、その折に本来流通させてはならないすり替えられた米国産の牛肉がどこえいったか不明のままでした。このような業界団体に今回も買取を任せるとは、なんて大甘な国でしょうか?
今回も、汚染牛肉のサンプルを検査機関に提出して殺処分の牛は廃乳牛でも、費用は出るのではないでしょうか?

また、全頭検査の市場の要望に対し、検査機器等の不足を国は言っています。
しかし、20年程前になりますが、ワインに含まれるジエチレングリコールの問題が世間を賑わしたことが有りました。その折に添加物の香料にも含まれていることが分かり、製品回収等何件がございました。当時、ヨーロッパの一部の国ではジエチレングリコールが食品の添加物として認められていたため、原料に混入していました。ただ、食品用の香料は多くの食品に利用されているために、当時の厚生省がとった対応は以下のようでした。
輸入香料は輸入時にすべてのロットの検査報告書の添付。
国内食品メーカーの製造工場の立ち入り検査と、検査用の香料サンプルの抜き取りを全国の保健所に指示しました。
厚生省は、下部機関に予算から当時1台数千万のガスクロを60台緊急に購入して、全国から集めた抜き取りサンプルを1年かけて分析しました。でもその途中で製品回収の指示等はありませんでしたが?

今回、放射性物質の検査機器をテレビで見るとそれほど複雑なものでなく、国が一括で世界中から購入すれば機器の不足は解消されると思います。また、検査要員は訓練すればいいことと、全国の大学の原子力関連の学生等の応援を要請すれば出来ることと思います。
つまり、政府、国双方のやる気の問題です。
政府の対応が出来ていないのは明らかですが、官僚はそれをいいことにサボタージュしているのではないでしょうか?予算を使わなければ年度末に色々と楽しい視察旅行等が待っているのではないでしょうか?

どいつもこいつも、被災地や福島のことはもう忘れたのでしょうか?
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( 2011/07/30 14:35 ) Category マイオピニオン | TB(0) | CM(0)
プロフィール

フードアドバイサー・タケ

Author:フードアドバイサー・タケ
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子供の頃よりの料理好きがこうじて、食品業界で36年お世話になりました。食の世界の新しい可能性を求めてフードアドバイサーとしてスタートしました。食の裏表や、新しい視点を発信できたらと思っています。



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